八ヶ岳を登り終えたところですが、赤岳登頂により高度順応している事と富士山は開山前なら空いているというヤマップからの情報を得て、平日に1日休みを取って日帰り登山を計画しました。
富士山、弾丸登山と非難を受けるあまりいい登山ではないですが、コロナも落ち着いてきておりこのシーズンからは夏山シーズンにかなりの渋滞が予想されるため、行くなら雪がないシーズン直前のこの時期がベストでした。
有名でメジャーな吉田ルートでなく急登、近道のルートを取るのがシーズン前は一般的なようです。
車中泊で前泊する事でさらに高度順応させておき、しっかり寝て朝起きてから出発しましたが、周りの人はもうすでに出発していました。
6時前だと寝坊ぐらいのようです。
平日ですが、途中15~20人ぐらいは登山者がいました。
高度順応していたので順調でしたが、いつもより慎重にゆっくり歩くよう調整しました。
また今回から酸素飽和度を測る時計を使用し、80%を切るような事があれば即下山するルールに決めていました。
結果的に山頂で88%まで落ちましたが、問題なかったのは高度順応しながら睡眠、水分をしっかり取り、ペースを落としていたのが幸いしたと思います。
日帰りどころか午前中で下山できましたが、この登山は自己責任での登山となりますので注意して下さい。
赤岳に数日前に登って高度順応していなければ、この時点では登ってないと思います。
また後から知ったのですが、高山病が発症するのは高山で寝た場合、つまり宿泊すると発症しやすいようです。
弾丸登山は悪というメディア報道がありますが、体力、準備、適正があるなら、逆に日帰りで対応したほうが安全との事でした。
これは山岳医療従事者がYouTubeで公表しています。
履歴でも超弾丸登山で降りてきた人のほうが元気そうなレポートが多いので、高度順応していればいけると踏んだのですが、医学的にも短時間で降りてしまうほうがいいようです。
最もゆっくり登り、高度順応したほうがベストな事は間違いありません。
今回の富士山登山では山頂でゆっくり景色を眺めたり、他の登山者と話して休憩を取りましたが、登りの途中で1回、下りでは休憩なしで実質5時間ちょっとで登頂、下山しています。
逆に自分には良かったのかもしれません。
今まで高山病が出た事もありませんし、ガーミンで酸素飽和度を計測しながら歩いていましたが、これが万人に合う訳ではありませんので、参考にだけするようにお願いいたします。
登山者なら一度は富士山に登ってみたいと思いますが、登った結果は周りから見るほうが楽しい山だったような気がします。
富士山周辺の山頂から富士山を見るほうが迫力があって見ごたえもあります。
単独山なので稜線もなく、周りの山は低いため、山頂からの景色はあまりよくありません。
GPS 06:21 山行5:16 休憩1:01
距離10.6km 上り1,442m 下り1,434m
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