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赤岳 厳冬期 1泊2日 テント泊 2023年12月

八ヶ岳登山

ついに厳冬期にテン泊して赤岳に挑戦する事にしました。

天候をよく見て12月2週目に連続して天気がよさそうな時を狙い、慎重に予定を立てました。

美濃戸駐車場まで積雪なしのため、結構車で稼げました。

登りは赤岳鉱泉からチェーンスパイク着用し、行者小屋過ぎてマムート階段前の樹林帯を抜ける手前からアイゼンに変更しました。
下りは行者小屋でチェーンスパイクに変更、赤岳鉱泉と美濃戸中間地点ぐらいで土が出始めたのでチェーンスパイク脱着しました。

ここまでの経験が生きています。

今回は荷物が多かったので、カメラは軽量なタイプにしましたが、途中で見えるモルゲンロートが素晴らしく、一眼レフを持っていなかったのが残念です。

赤岳に向けて急登となり、マムート階段の辺りまで樹林帯を抜けました。

マムート階段のマークが1つ、2つ見えるぐらいの積雪です。

ここも慎重に登っていきます。

分岐を通過して、山頂方面へ。

ここで体を温めるため、魔法瓶のお湯を少し飲んで休憩します。

装備をさらに整え、サングラスを準備しました。

天気が良くても稜線は風が強いので冬場のアイウェアは必携です。

ここから山頂近くなると岩と雪のミックスになっており、アイゼンが効かせにくいです。

岩の上にアイゼンを置く感覚が初めてなので、問題なく効いているのは判断しにくいですが、滑らない事を確認しながら慎重に進みました。

どのぐらいで山頂まで着くか、一度登頂しているのは大きいです。

不安なく山頂まで登頂しました。

雪山初心者の一つの目標と言われる赤岳に登り、感無量です。

山頂近くは以外と雪が少ないのは、きっと風が強いからでしょう。

貸し切りで誰もいない山頂でした。

あとは下山のほうが注意して慎重に降りました。

いつもよりゆっくり意識して歩くようにして、慎重に行者小屋まで降り、休憩を取りました。

ここまでくれば問題なく下山できると思われます。

だがここで安心して気が緩んだと思います。

行者小屋から赤岳鉱泉山荘までの間の道で間違え、中山乗越方向に歩いてしまいました。

行き止まりを戻る際に、また行者小屋まで歩き、結局この区間を3回歩いた事になります。

行った事のある人なら分かると思いますが、本当にムダな歩きでした。

テン場まで戻り、荷物を撤収、残った食料をここで食べてから駐車場へ向けて下山しました。

正直、日帰りでも十分可能なルートでしたが、雪山テン泊とアイゼン訓練のため宿泊にしました。
赤岳鉱泉のテン場は平らな場所が少ないので、早く着かなければいい場所がありません。
平日でしたが昼からスタートしたので、微妙に傾きがある場所しか張る場所がありませんでした。

雪山だと汗をかかないように歩くため最近あまり水を飲まない事を踏まえて、水1L持参でテン場から赤岳アタックしたのですが、天気が良すぎて予想以上に暑く、水がぎりぎりになりました。

帰りに時間と体力に余裕があれば、阿弥陀岳も登頂しようと考えていましたが、諦めて下山しました。

ここは後で調べてこの時点では辞めておいて正解でした。

アイゼンの装着には慣れてきましたが、岩と雪のミックス、特に雪が柔らかくアイゼンが効きにくい雪質でのアイゼンワークの練習は今後の課題です。

あと入山前に積雪量や駐車場の状況をしっかり確認しておくほうがよかったです。
テントの整地用に持って行ったスコップは不要で、ただの重しでした。

必要本数全部持参しましたが、枯れ木やビニール袋に雪を入れても対応できるので、あまりペグの本数は不要だと思いました。

もちろん雪が全くない場合に備えて、多少は必要ですが。

あと気になった点が一つ。

夜中23時過ぎにトイレに行く際に赤岳鉱泉の若い小屋スタッフが夜中まで調理場で大騒ぎしてたが、人不足で施設管理者等、誰もクレームが言えないのでしょうか。

よく見ると求人の文言にフランクな口説き文句が並んでいたので、これも小屋の方針かもしれません。
自分も含めてテン場にいる人はみんな熟睡していそうだったのでそれほど問題なかったが、テント内まで笑い声が聞こえていました。
平日のため翌日朝食をオーダーしている宿泊客が少なかったのでしょう。
ガラス超しに丸見えなので、週末なら怒る人もいそうです。


到着時に日中軽食をいただいたが、すごく感じの良い若いスタッフばかりだったので残念でした。
以前に同じ内容をヤマップやヤマレコで書いていた人の記事を読んだ記憶があるので、この小屋ではもう常習なのでしょう。
テン泊するなら、行者小屋のほうがテン場もフラットな場所が多く場所も広いので、おすすめです。

行者小屋は水場は開放されており、トイレも冬季トイレは使えます。(次回行くと水場は凍結していました。)
行者小屋で凍結なく水が補給できる状況であれば、次回からは行者小屋を利用すると思います。

雪山で寝不足は命取りになります。

小屋泊のステーキも一度食べてみたかったので、逆に泊まるなら週末に小屋泊で利用してみようと思います。

撮影後の写真を見て、カメラの日付がズレているのに気が付きました。

スマホでは日付は自動で修正されるので、今まで気が付きませんでした。

GPS07:28

1日目 山行1:26 休憩0:01 合計1:27

2日目 山行4:46 休憩1:40 合計6:26

距離14.8km 上り1,306m 下り1,334m

山行記録: 赤岳 雪山 1泊2日テン泊
2023年12月08日(2日間) 八ヶ岳・蓼科, 雪山ハイキング / yarukigenkiの山行記録

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