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木曽駒ヶ岳 宝剣岳 将棊頭山 2024年8月

中央アルプス登山

日帰りで木曽駒、宝剣と合わせて将棊頭山に縦走してきました。

日曜だったので、ものすごい人でバス、ロープウェイも臨時便が出ています。

朝から長野まで車で向かったのでスタートも遅かったですが、始発のバスはさらに渋滞だったそうです。

最初の千畳敷カールの上りから結構混んでいましたが、日曜で100人以上の団体ツアーの人が一緒だったので登山者は多いのですが、逆に普段あまり登山をしない観光客も多いため、この最初の斜面では休憩している人ばかりで意外と抜いていけます。

最初に宝剣岳に向かったのですが、これが失敗でした。

ツアー客は宝剣岳に来ないと思い込んでいましたが、70歳以上のツアーバッジをつけた団体の方々が大渋滞を引き起こしています。

というかもう鎖場でほぼ動いてません。

去年、剱岳に行った時ぐらい動きません。

1月の厳冬期に来た際は無人だったので逆に誰か来てほしいと思ったぐらいですが、写真の通りすごい列です。

70歳以上の方ばかりの団体さんでしたが、足がつっている人や震えている人もおり、明らかに日頃から鎖場や岩場を歩いている人たちではなさそうです。

この団体ツアーはガイドを3名同行させており、ロープウェイで隣に同席していたのですが、ガイドはどこにも見当たりません。

大手ツアー旅行だったので、ガイドからは宝剣岳には登らないように言われていたと思います。

そのため宝剣岳に向かうツアー客がいると思わず、千畳敷カール付近にガイドは全員いたのだと思います。

帰りにこのルート上で見かけましたので。

いつ事故が起きてもおかしくない状況でしたが、落ちると滑落の箇所で停滞しているのでリスクがあり、誰も声かけもしません。

今年は過去最悪のペースで登山事故、遭難が発生しており、長野県警がいつも警鐘していますが、内訳はほぼ高齢者です。

バリエーションルートは昔登っていた人でも高齢になると普段トレーニングしていない人は難しいでしょう。

8月、9月中旬ぐらいまで夏山シーズンですが、現状の体力、技量を踏まえて安全に登山を楽しんでほしいと思います。

滑落時に他の人を巻き込む事故もあるので。

去年の夏にジャンダルムで高齢者が滑落時に下の若い人をつかんで一緒に滑落、二人とも死亡した事故があったのを思い出しました。

宝剣岳で相当時間を取られたので、木曽駒にはすぐに上がり、山頂から早々に将棊頭山に向けての縦走路に向かいました。

素晴らしい縦走路でしたが、この区間はほとんど登山者がいません。

将棊頭山まで結構すぐでしたが、せっかくなので将棊頭山のすぐ下にある小屋にも寄ってきました。

ここでも貸し切りだったので、ゆっくりコーヒーを入れて景色を堪能しました。

西駒山荘はとても綺麗な小屋でした。

トイレは塩見小屋と同じ形式でしたが、逆にこのほうがニオイがしないのでいいかもしれないです。

水も補給して来た道を戻ります。

帰り道ではほとんど人には会いません。

宝剣山荘まで戻ってくると、今度は千畳敷カール下山ルートが大渋滞です。

しかももう雨降り直前です。

とにかく時間がかかりました。

ロープウェイ乗り場が近くなった辺りで雨が降り出したので、ランニングで戻りました。

日曜に有名登山ルートに行くのは結構疲れます。

山行記録: 木曽駒ヶ岳 宝剣岳 将棊頭山 2024年8月
2024年08月04日(日帰り) 中央アルプス, 無雪期ピークハント/縦走 / yarukigenkiの山行記録

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