小屋閉めしていますが、まだ雪がないようで登山履歴が結構あがっていたため、水場さえ枯れていないなら日帰りでいけると思い、前日の夜中に駐車場まで行ける日を選んで行ってきました。
山自体より駐車場までのアクセスのほうが大変な山でした。
22時頃に駐車場に着いた時点で車は1台のみ。
23時には車中泊で寝ましたが、3時に起きたので予定より早く4時過ぎにはスタートできました。
この時点で車は6台に増えていました。
4時スタートなので一番乗りと思っていましたが、この駐車場から登山をする人たちはそんなに甘くなかったようで、ほとんどすでに出発していたようです。
熟睡していたので他の方の出発が分かりませんでした。
駐車場にトイレと自動販売機があります。
飲み物は300円でした。
ちゃんと冷えていたので、この場所でも電源を確保しているのに驚きました。
この山域での携帯電話の電波情報について張り紙があったので、撮影してあります。
かなりつながりそうに書いてますが、実際には樹林帯が多いのでこんなにつながりません。
こっちもアップしておきます。
自動販売機が登山口にあります。
車中泊が多いためか、ノンアルコールビールが多いです。
日本百名山でもベスト5に入る厳しい山のうち二つがここからスタートのためか、気合の入った登山者しかいません。
4時過ぎにスタートしたのですが、車中泊組の中では最後尾からのスタートでした。
登りの途中で全員抜いたのですが、2時スタートの人に驚かれました。
4時だと遅いとの事でした。
本来5時スタート予定だったのですが、15時までに下山、携帯の電波のある場所まで戻りたかったのでこれでも巻いて出たのですが。
登山道は実に快適で、過去トップクラスに整備されたロードでした。
特に自然を残したままピンクテープをほどよく設置してあり、かつ倒木にチェーンソーで切り込みを入れてガイドラインを作っています。
センスのある整備方法でした。
また絶妙な位置に携帯トイレブースがあり、水場もいい場所にあります。
水の豊富な南アルプス特有ですが、光岳はヒルでも有名なほど水が豊富です。
これが後でトラブルの起因ともなりました。
山頂まで軽快に飛ばし、登頂する直前にまた安定の天気が曇りに急変しました。
ガスガスにはなりませんでしたが、山頂に眺望がない山なので特に問題もありませんでした。
事前のルートを確認すると易老岳以降は縦走のように思えたのですが、あまり眺望はありません。
ただ標高は上がっているため、ルートが写真のような感じのガレ場に変わります。
ある程度予想していたので靴はミッドカットのボルダーをチョイスしていたので、ここも問題ありません。
この山はソールの柔らかすぎる靴は向いていないと思いますが、距離が長いので固すぎるのも向いていないです。
ちょうどいい靴を選択したと思います。
実際、同じ靴の人を2人見かけました。
山頂に景色がないため早々に下山し、閉まっていますが小屋の裏で昼食を取りました。
ここから富士山が見えます。
山頂付近だけ雪が積もっています。
南アルプスで一番南側にある山ですが、距離があるためか少し小さく見えます。
UL弁当を持ってきましたが、初めてハズレ味でした。
牛肉とエビのヌードルはもう買わないようにしたいです。
まだ在庫がありますが。
ゆっくり休憩してから下山を開始しました。
帰りも快調に飛ばして下りましたが、面平辺りで小雨になりました。
さらにこの辺りは行きはヘッドライトだったのでロードが見にくかったのですが、紅葉直後のため落ち葉が大量に地面に敷き詰められており、しかもその下が泥濘の場合があります。
また急斜面の箇所もあり、非常に滑ります。
ボルダーでも何度かズルっと滑りました。
ヤマレコにも書きましたが、チェーンスパイクを使うべきでした。
ここで滑る状況で無理やり突破したため、右足中指の上部の皮膚が破れました。
久しぶりの足トラブルです。
経験不足、判断不足を思い知らされました。
せめて絆創膏を貼り治療すべきでしたが、15時までに下山して電波を探したかったので、急ぎすぎました。
処置してチェーンスパイクを使えば、もっと早く下山できたと思います。
急がば回れに今後は気をつけたいと思います。
ソフトシェルを持ってきていたので、小雨もレインなしでいけました。
服と靴の選択はバッチリでした。
低山だとソフトシェルは年中使わないですが、アルプスでは必須です。
雨の時はソフトシェル+レインも似た者同士に見えますが、通気性があり快適です。
次の日に鳳凰三山、雲取山あたりに行く予定にしていましたが、足を負傷したので帰宅しました。
距離が長く、眺望もあまりない山ですが、いい山でした。
アクセスがよければもっと登山者入ると思われるので、早く工事が終わる事を祈ります。
自転車が使えれば、かなり変わってきます。
また夏場はバスで易老渡まで行けるなら、小屋泊の予約ができればかなりの登山者が登頂可能になるでしょう。
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