北関東遠征3日目は日光白根山です。
残念ながら当日の朝の時点で両足裏に3つマメが出来ており、てんくらCの予報だったので悩みましたが、この日を最終日にしていたので絆創膏と軟膏で保護し、登山途中で絆創膏を貼りかえる事で対応しようと考えました。
てんくらCでも風速が20mを超える予報なだけで晴れの予報だったので、風対策だけはしっかり行うようにミッドのインサレーションを薄いタイプに変更、アウターをソフトシェルにして雨具上下をザックに予備として入れる装備に変えました。
またトレースがあるか分からないので、スノーシューまではいらないと判断、スノープラックとアイゼン、ピッケルを持っていきました。
荷物がかなり増えたので、スノープラックとアイゼンがあればチェーンスパイクはいらないと判断してチェーンスパイクのみ外しました。
ここは失敗でしたが、判断基準が明確なのでこれは良かったと思います。
行くか悩みましたが、行ってよかったと思える天気でした。
気温がかなり暑い予報だったのでソフトシェルに、雪でなく雨になると考えて雨具に変えましたが、モンベルのストームクルーザーならある程度の雪でも対応できます。
関西の雪山なら厳冬期でも氷ノ山以外はストームクルーザーで充分です。
服装はジャストだったので、稜線でもソフトシェルで風を切りながらヒートアップせずに快適に登れました。
一応、インサレーションを2種類持っていきましたが、使いませんでした。
トレースがかなりしっかりあったので、ヤマップやヤマレコに記録がなかっただけで前日まで相当登山者が歩いていると思われます。
雪山こそ直前のデータが参考になるので、翌日に同じルートを取る人向けに自分はヤマレコだけでも早めにアップするようにしていますが、他の方にもお願いしたいところです。
トレースがしっかりありすぎたので、足裏負担を考えていけるところまでツボ足で進みました。

ここまでツボで歩いたので、ほぼ稜線手前あたりまで装具なしで歩いています。
トラバースが多い登山道だったので、これは本来は危険です。
雪の状態を見て滑落しないと判断した事もありますが、推奨はされません。
これ以上は危ないと感じたのでアイゼンを装着しましたが、本来であれば半分も行かない時点で装着したほうが良かったと思います。
アイゼンをつけると歩くのが逆に楽になりました。
マメが出来ていてもアイゼンをつけたほうが斜度がある場合は楽な事を学びました。
あまり学ぶ機会がなく、また出来れば学ぶ必要がない事なのですが、参考にしてもらえればと思います。
稜線に出てからは予報通りかなり風が強かったので、後から登ってくる登山者も全員ハードシェルに着替えていました。
一人だけチェーンスパイクで登っているソロの方がいたのですが、この山はまだアイゼンが必要だと思います。
せめてザックには入れておくほうがいいです。
念のためにアルパインシューズを持って行ったのが幸いしました。
通気性があるので足裏が耐えられたと思います。
また山頂直下で絆創膏を貼りなおして手当てしたのも良かったです。
下山しても足の状態は悪化していませんでした。
足の皮と爪だけは守っていないと登山が休みになってしまうので、今回の遠征は本当にいい勉強になりました。
ただインソールを忘れなければ良かっただけなのですが、装備忘れやミスを減らすことは出来ますが、ゼロには出来ません。
ミスに備えたバックアップや対応力を伸ばしていく事も大切だと実感しました。
普段からビボトレを行い、足を鍛えていたのも良かったと思います。
先月の鳳凰山でチェーンスパイクが切れた経験を元にエマージェンシーキットを見直していたのも幸いしました。
少しずつ経験値が高まっていそうですが、油断せず引き続きトレーニングしていきたいと思います。
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