GW直前に皇海山に行ってきました。
群馬県側からの登山道が閉鎖され、避難小屋も利用不可となったため、日本百名山最難関の一つとなっています。
標高が低いため夏では気温が高すぎると判断して残雪期の終わりあたりを狙いましたが、今年は雪が多く例年GWがジャストの山なはずが、過去一番過酷な山行になりました。
鋸山までは快調に進んでおり、コースタイムの半分近い時間で到達していたのですが、そこからが地獄でした。
直前まで装備を雪山仕様で行くかトレラン使用で行くか悩みましたが、距離が長いので軽い靴にしておき、どうしてもチェーンスパイクが必要なら使うぐらいで準備しました。
これが過去最大のミスとなりました。
少し前にヤマップで登頂歴が上がっていたので、写真でロード状況を確認していたのですが、それほど積雪量もなく、滑りにくいソールならツボでもいけるぐらいと判断していましたが、雪渓が逆にとけている最中で踏み抜きが酷く、登れないぐらいの雪渓もありました。
かなり巻いてVRルートで登りましたが、ルートを探すのがまず大変でした。
雪でマーキングが埋まっており見えない場所が多く、夏道に戻りながら登るのですが、雪渓が絶妙の邪魔をします。
木の周りは雪が解けてぽっかり開いているので、その付近はまず踏み抜きます。
木が多い場所になると一帯が踏み抜くので、また巻いていく必要があります。
樹林帯のため、相当ルート取りが難しかったです。
雪渓が締まっている状態ならどこからでも登れるので、もう少し寒い時期のほうが直登できるのでかなり簡単だったと思います。
または踏み抜いても腰まで埋まったりしないレベルまで雪が減っていれば楽だと思います。
気温が高かったため短パン+タイツにしていたので、濡れてもすぐ乾くのでここは助かりました。
靴と靴下はもうずぶ濡れでした。
半日以上靴下が濡れていた状態だったので、なかなか厳しかったです。
帰りのルートをピストンにするか悩みましたが、せっかくなのでクラシックルートで帰ろうと思い予定通りのルートを取りました。
これもミスでした。
藪漕ぎのルートに雪渓がかなり残っており、外したチェーンスパイクを再度使用する事に。
結局かなり下山するまで、つけっぱなしでした。
藪漕ぎ自体はたいした事はなく、噂ほど大変でも何でもなかったですが、その間にある雪渓がまた踏み抜き地獄です。
今度は午後の時間帯になっているので、さらに踏み抜きます。
というより上にもう乗れる雪渓がないぐらいの状態です。
帰りのほうが雪渓を抜けるまで時間がかかりました。
雪がなくなってからは飛ばしましたが、それでもトータルでは相当時間がかかっています。
時期と装備を間違えてしまいました。
ヤマレコで今年まだ誰も登っている履歴がなかったのですが、理由がよくわかりました。
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