ついに最終目標としていた聖岳にアタックしました。
本当はここを日本百名山最後に登るつもりにしていたのですが、予定が入ったので急遽リスケして暑いですが7月に登る事に。
早く出たので山頂までの登りはまだ楽でしたが、帰りは地獄の暑さでした。
この暑さでも帰りの渡渉でヒルにつかれたので、夏場はずっとヒルがいるのかもしれません。
渡渉する川にヒルがいるのであれば橋は最重要ポイントになるので、多少の増水では流されないようにしっかりした橋に架け替えてほしいところです。
樹林帯が長くここでかなり標高を上げるのですが、ルートは上りは分かりやすいですが下りはマーキングが見えない場所についている箇所も多いので注意です。
薊畑付近で雨のためか水が山の斜面を流れている場所がありました。
西沢渡以降、小屋に寄らなければ水場がないのがキツい山なのですが、こんなところで水が取れるとの情報はどこにも記載がありません。
この日だけだったのかもしれませんが、雨上がりなら緊急時は水が取れるなら浄水器は持参したほうがいいかもしれません。
山頂近くで補給できるなら、相当楽です。
補給なしで日帰りするつもりだったので水を3.5上げてましたが、素直に小屋に立ち寄って補給したほうがかなり楽だったと思います。
ほとんどの人がそうしている様子でした。
かなりの登山者を追い越したので2度遭遇する人も多かったのですが、前日より山に入っている人が多かったです。
平日なら連泊で予約が取れるので、平日は特に3日コースの人が多いのかもしれません。
かなり高齢の登山者も多かったので、びっくりしました。
泊数を増やしても山頂近くまで宿泊できる小屋、テン場がないので、獲得標高は初日2000近くあるはずです。
あの年齢まで体力を維持するのは自分では無理そうです。
かなりの高齢でこの山を選択、準備してしっかり登る、なかなか出来ないと思います。
すれ違う人全員が天候やロードのアドバイスをくれます。
登山口までのアクセスから非常に厳しい場所である事も踏まえ、相当なベテランの方しかここには来ないとは思ってましたが、意識まで最高レベルの登山者ばかりでした。
雨が降り雷が鳴ったので、残りの力すべてを使って易老渡から駐車場までの平坦なロード5kmを全力で走りました。
渡渉後だったので足がふやけて帰宅後は足の皮にトラブルがでましたが、ケガなく雨に打たれないで下山できて良かったです。
走りながら他の登山者を抜いてきましたが、皆さんレインを全身着用ですでに備えていました。
雷を見てすぐに準備したのでしょう。
自分もレインの上着だけポケットに入れて備えていましたが、まだ着ていませんでした。
駐車場までいけるかなと考えた事と走りにくいからですが、経験の差を感じました。
2年前くらいに初めて日本百名山を目指してみようと考え始めた時、百名山全てのデータをWEBで確認したのですが、聖岳、光岳、幌尻岳の標準コースタイム、距離、獲得標高を見て愕然としました。
8km、獲得標高1000mぐらいなら歩ける力と知識、経験がついてきた時期だったので、どうやったらこの山を登頂できるのかと考えてました。
今なら油断せずしっかり準備して撤退基準を決めていれば、VRでない一般登山道なら日本で歩けないところはもうないでしょう。
今回の聖岳も天候判断をした上でスタートすれば、いかなる状況でも登頂できると絶対の自信を持って日帰りでアタックしました。
走りながら当時の事を思い出していました。
ラスト5kmを走る余力があった事、下山後に最も運転がキツい登山口からの2時間の山道を含む6時間の運転も平気だった事も成長の証ですが、最後にレインを着ないで走ったのはまだ経験は足りないのでしょう。
まだまだ先は長そうですが、百名山の中で最も目標にしており、一番登りたかった聖岳を日帰りで制覇できたのは感無量です。




















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