上越、関東遠征は、冬の間に登るのが難しい山ばかり残しています。
山自体にそれほど雪がなく、残雪期なら普通に歩ける山もありますが、登山口までのアクセスが難しい山も多く、結構残っています。
まずは1日目、火打山と妙高山にアタックしました。
距離、獲得標高から空木岳ぐらいに考えていましたが、トラブルも頻発したのでかなり苦戦しました。
前日に仕事が忙しく夜中に到着しましたが、近辺のガソリンスタンドがすべて閉店しており、駐車場から下山するのが無理なレベルで完全にガソリンがない状態となりました。
ロードサービスを呼び、夜中に給油をお願いしてから車中泊しました。
下山後だと今度はガソリンスタンドがまた閉店してしまうためです。
やや寝坊してから絶不調でスタートしました。
火打山のほうはかなり上りやすく、トレランシューズで十分です。
また途中に見どころも多く、駐車場から登る人がほぼこちらに向かうのも納得です。
今日は足裏までビボのようにロードを感じるのは疲労だろうと思いながら、とりあえず火打山まではまだ涼しかったのですぐに登頂しました。
ここで朝ごはんを食べましたが、その時に足回りを乾燥させようと靴を脱ぐとまたインソールがありません。
火打山までは問題ないですが、妙高山は石、岩が多いロードのはずなので悩みました。
3時間で登頂してるので、まぁいけるかと思い縦走しましたが、気温が上がってくると寝不足のせいか、途中で蜂に背中を刺されて痛みがキツいせいか、体が熱いです。
急速にペースを落としましたが、水場が豊富なので山ほど水を飲んでしのぎました。
カウントしていないほど飲水しています。
なんとか妙高山にも登頂しましたが、足指の裏がもうパンパンに腫れて皮トラブルが出そうです。
インソール忘れは歩けなくなないですが相当なマイナスになるので、絶対に気をつけたいと思います。
プロテクトJ1+ケアリーブ絆創膏で保護し、ストックを使いながら下山してましたが、新調したアラタの新品のトレッキングポールがいきなり不良品で金具が止まりません。
片方だけスカスカ抜ける状態で使ってましたが、やはり途中で折れました。
ここまでツイてない登山は初めてです。
背中がかなり痛いので痛み止めを飲み、水で何度も流しながら小屋まで下りました。
ここで休憩を取り、レモンスカッシュを飲みながら小屋に予約なしで宿泊依頼している人がいたので一瞬自分も泊まろうと考えましたが、15時だったのでさすがに降りれると思い気合を入れて下山を開始しました。
ここから急に風が吹き、雲も少しわいてきたので日陰となり少し涼しくなりました。
小屋から降りる道が本当に素晴らしい景色で、登山口からまっすぐ妙高山のほうに向かっていればこの景色が迎え入れてくれるでしょう。
雲の隙間から入る光が庭園のような草原の花を照らして、幻想的な景色でした。
最後に素晴らしい景色と涼しい風を受けながら下山できたので、本当に助かりました。
無事ヘッデンなしで下山でき、ガソリンスタンドにも寄って給油、宿にチェックインできたので良かったです。
車に置いていたステロイドの軟膏で背中を治療すると痛みが和らいだので、明日だけ休んで明後日はまた頑張りたいと思います。
火打山、妙高山共に日本海側にある山なのに相当暑いです。
アルプスと比べると標高が低いので暑いのでしょう。
火打山を体調不良にも関わらずいつものペースで飛ばしたせいか、軽い熱中症になっていたと思われます。
この二つの山を縦走して一気に登る場合、山小屋も2か所営業しているので1泊2日にするのが一般的ですが、日帰りでも狙えるレベルなので日帰り組もいます。
実際に行くと二つ縦走でなく、火打山のみ登頂する人が多かったです。
妙高山は裏側からアクセスして登るほうがかなり楽だったようです。
縦走の場合、どちらから登っても絶妙な場所に山小屋があるので、かなり便利だと思います。
日帰りでも補給ができるので助かりますが、火打山の小屋は補給が不要だったので寄っていません。
宿泊の人はそちらの小屋のほうが人気のようでした。
比べて妙高山は整備があまりされていません。
特に藪の状態が悪く、足場も岩が多いのでかなり歩きにくいです。
途中の景色もそれほどありません。
山頂直下も直前まで樹林帯です。
反対方向の日帰り用登山ルートから登るとまた違うのかもしれませんが、おそらく今回のルートは山小屋は一切整備を行っていないと思われます。
火打山のほうはかなり整備されていたので、山小屋の運営状況の違いでしょうか。
妙高山の小屋のほうは水も沢から引いておらずタンクに貯めているので、浄水か煮沸が必要です。
飲み物の販売もほとんどありませんでした。
人気がない山にありがちですが、将来的に廃業されるような印象を受けました。
ただ縦走する人にとっては、この小屋があるかないかでかなり違うと思います。
そもそも縦走する人が少ないのでこうなっているとは思いますが。
もし同じルートで登るのであれば、靴はある程度しっかりしたもので行く事をおすすめします。





















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