北アルプスの小屋が11/3で小屋閉めになるため、最後の連休に滑り込みでパノラマ銀座に行けると思い計画しましたが、燕岳ピストンだけになってしまいました。
天候不良が予想されていたのですがそのおかげで小屋の予約が空いており、当初はテント泊予定でしたが風速25超えの予報も出ていたので小屋泊に切り替え、最終的に三股登山口か上高地に下山で予定し、車でなく公共交通機関でデポ不要の段取りを行って万全の体制で向かったのですが、大天井岳への縦走路が全く視界がなく、カメラでの撮影も出来なさそうだったので燕岳ピストンに変更しました。
とても無念ですが、これも登山なので仕方がありません。
初めて燕山荘に泊まりましたが、さすがに人気ナンバー1の小屋だけあって食事のおいしさ、デザートの種類、トイレがあの高度で水洗など、サービス満点です。
宿泊者用に水だけでなくお湯までいつでも無料で取れるように置いてありました。
消灯後も廊下の電気は邪魔にならない程度に点灯しているため、トイレに行く際にヘッデンが不要です。
乾燥室の暖房もガンガンかかっており、山小屋でカスタマーサービスありきの小屋はここぐらいではないでしょうか。
クレジットカードが使えれば文句なしです。
山小屋WIFIが導入されているので、可能だと思うのですが。
元々、電波も強いエリアなので、ぜひともカードが使えるようになってほしいと思います。
肝心のルートですが、凍結さえなければ全く問題ありません。
北アルプスでも優しい方だと思います。
獲得標高1300は普通に日帰りで登る山にしてはある方ですが、アルプスだと1500が基本、2000でも普通です。
また登山道の整備が凄まじく、マーキングは少ないですが不要なほど一本道なだけで、滑落リスクがある箇所にはロープで通行止めに設定されています。
道迷いとか冬の時期以外では起こったことがないのではないでしょうか。
残雪期に行ったときでもスマホで場所やルート確認などほぼしなかった記憶があります。
油断してはいけないですが、初心者にもおすすめのルートです。
今回、予想気温がー6℃がピークだったので、これに合わせて装備を準備していましたが、2日目の早朝に歩き出すにはゴーグルがなければ大天井までの岩場が凍っている場合、かなりリスクがあると考えました。
また山頂近くにトラバースがあったはずですが、ここも強風、アイスバーンだとかなり怖い箇所です。
新雪なら簡単ですが、凍結のトラバースはチェーンスパイクだと難しいです。
それでもゴーグルと-10℃ぐらい対応できるグローブがあれば、十分行けたと思います。
実際にゴーグルを持ってきており、ヘルメットに装着している人がいました。
その方も大天井方面には向かいませんでしたが、この雪が降り始めの時期にそこまで準備されていたのに驚きです。
逆に下山ですれ違う登山者はかなりラフな方が多かったです。
天気が良かったからでしょうか。
2日目の昼以降、かなりの荒天が続く予定です。
ヤマレコに書いておきましたが、相当心配な方もおられたので、天気が良くなることを期待しています。
また夏の時期にパノラマ銀座は再チャレンジしたいと思います。


















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