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乗鞍岳 厳冬期 2024年2月

北アルプス登山

実は少し前に挑戦しようとしていたのですが、駐車場に着き、いざ準備という時にザックを家に忘れてきている事に気が付き、乗鞍のモルゲンロートだけ見てスキー場に向かった苦い経験があります。

早速リベンジにやってきました。

一番近い道の駅で車中泊をして第3駐車場が開くと思われた6時ごろを目指して移動しましたが、その北側の第7駐車場のほうが人気で、通過した際に満車でした。
ヤマップ、ヤマレコの記録が第3駐車場スタートばかりだったので、第7に駐車できるのを知りませんでした。
リフト利用しないのであれば、第7のほうがいいです。

7時スタートになったので、リフト利用しない登山者の中では一番遅いスタートだと思います。

後ろから登ってきている人を登り始めた直後は見なかったので。


ヤマップ等で確認すると、ほぼ全ての登山者が6時までにスタートしていそうでしたが、7時スタートになるならリフトが動く時間になってしまうため、リフト利用したほうが楽で得です。
特にリフト利用できる途中のスキー場コースを登る場所が歩きにくく、少し真ん中を歩いている人たちがいましたが、ゲレンデ整備係がスノーバイクでわざわざ注意しに回ってました。

自分がちょうどリフト最上部に着いた時、ちょうどリフトが動いていました。

一気に上がったためか2400m付近から急に減速しました。

しばらく高い山に登っていなかったからだと思われます。

高度調整をしたほうがよかったです。
乗鞍岳駐車場は車中泊禁止ですが、途中の駐車場で車中泊できそうな場所はありました。

もう少し高度を上げて車中泊していれば、体調が違ったかもしれません。

途中テントが二張りありました。
他にも張れそうなところが少しあるので、リフト利用+テント泊ならかなり楽だと思います。

雪が降っていなかったようでトレースがしっかり残ってました。

また早朝は雪も締まっていて歩きやすいので、今回モンベルスノーシューのデビューだったが無意味でした。

スノーシューを持参して使用しない場合、結構重量があるのでとても無念な気持ちになります。

厳冬期がもう終わる事を考えると、今年はスノーシューを使う事がもうあまりなさそうです。


せっかくなのでがんばってスノーシューを使い、肩の小屋付近まではスノーシューで歩きました。
また初めて利用したため、第7駐車場で装着する際にかなり時間がかかりました。
もう乗鞍ではかなり積雪がある日以外、アイゼンだけでいいと思います。

またスノーシューをザックに取り付ける際に、アルパインザックを選択したのがミスでした。
取り付ける場所がないタイプのザックは使うべきでなかったです。

山頂手前で10mくらい表面のみ雪崩が起きたと思われる箇所があり、凍って歩きにくそうでした。

上部から巻いている人も多そうな感じでした。
アイゼンが効くので全く問題ない箇所ですが、乗鞍岳にこのぐらいのトラバースがあると想定していない人は多いかもしれないので、アイゼンでのトラバースに慣れていない場合、要注意です。
雪崩ポイントなので一気に突破するのがベスト、または巻いていくほうがいい箇所でした。
すぐ移動したので撮影しませんでしたが、斜面を見ればすぐわかると思います。

稜線以降も3000m級の稜線と思えないほど微風で暖かく、とても安全に歩けました。
逆に全身ハードシェルだと暑かったです。
恐らく悪天候、ホワイトアウト時では全く違う山でしょう。

厳冬期の乗鞍岳は登頂率が50%いかないとの事なので、天気予報を見て来ましたがラッキーでした。


一度歩いてルートを経験しておけば悪天候時でもかなりルート取りしやすくなると思うので、厳冬期の乗鞍岳に関して初回は天候の良い日に一度歩いてみる事を強くおすすめします。
他の山なら夏季に下見でもいいですが、ここは冬季ルートが完全別道となるので、冬季でないと意味がないと思います。

熱線入りゴーグルも初デビューしました。

実験でレンズを凍らせてから通電してみましたたが、こちらはかなり有用でした。
微風だったのでゴーグルが絶対必要でもなかったのですが、次回からこのゴーグル一択になりそうです。

下山時、スキー場付近の道で雪が解けているためか、踏み抜くポイントが多くなっており、ツボ足になるケースが多かったです。
何十回も踏み抜いたので、逆に捻挫リスクがあり危なかったです。
個人的には最も危ないポイントでした。
天気が良すぎるとこういうケースもあるのだと勉強になりました。

また足を取られ過ぎて靴紐が外れている事に気が付きませんでした。
ゲーターを付けているので靴紐の結び目が隠れて見えないためです。
これも学びになりました。

下山時のスキー場上部で尻セードと滑落訓練をやり過ぎためか、いつのまにかスノーバスケットをまた1つ無くしました。

良かった点は、冬季ではいつも飲料水は1Lも飲まないので余りますが、いつも通り2L持参し、かなり暑かったので1.5L近く飲みました。
やはり水は運ぶか補給出来るかの確認をしっかりしておくほうが安全だと思います。

反省点として、もう毎度の事ですが、食料を持ち込みすぎました。
ホワイトアウト、タープ泊になる可能性なども考慮して食事を1日分余分に持参しましたが、さすがに重かったです。

特徴として、バックカントリー組が非常に多い山だった。
とても楽しそうで、何度もおかわりしている人もいました。

おかわりという言葉も初めて聞いたのですが、BCの人では当然みたいです。


乗鞍岳だと山頂からスキーで下山する場合、40分くらいと言ってました。
とんでもないスピードで下山できます。
将来、可能なら挑戦してみたいですが、スキーのスキルを上げなければリスクが高いと思われるので、登山以外のスキルアップも必要になります。

天気が良ければ技術的には簡単な山ですが、行程は長いので体力はかなり必要な山でした。
厳冬期では来年以降になるが、次回はもう少し悪天候時にルートファインディングの経験を積むためにチャレンジしてみたい。

GPS 07:55 山行7:10 休憩0:43

距離15.1km 上り1,472m 下り1,480m

山行記録: 乗鞍岳 厳冬期 日帰り
2024年02月24日(日帰り) 槍・穂高・乗鞍, 雪山ハイキング / yarukigenkiの山行記録

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