残雪期の焼岳に行ってきました。
積雪期しか南峰にはアクセスできないため、ギリギリのタイミングとなりました。
ちょうど中の湯温泉が休業期間となっており、駐車場と日帰り温泉のみ営業しています。
この期間なら駐車場は空いていると思い、前日に電話で駐車場を予約しました。
いつもはゲートが6時入場可能のようですが、この日は休業のため6時に駐車場代金を支払いに来てもスタッフがいないため、下山後に支払いに来て欲しいと言われました。
このため何時からでも入場できたようで、6時過ぎに駐車場に着いた時点でかなり車が駐車しており、もうかなりの人数が登っているようでした。
朝ごはんを食べたり着替えたりしていたので出発が7時過ぎになりましたが、7時からスタートする人は誰もいません。
中の湯温泉が休業期間なら、朝6時ゲートオープンの縛りもなく登山スタートできるという事になります。
温泉の休業情報はWEBにあるため、行動時間を多く取りたい人は参考に出来ると思います。
残雪期になって撤退のログを見なくなってきており、快晴なら問題ないと思いましたが、誰もそう考えているようでした。
上りで30人は抜き、山頂近くで2人すれ違い下山者と遭遇、下山時にも10人ぐらいは遭遇しました。
週末とはいえ全行程アイゼンが必要な山なので、かなりの登山者です。
中の湯温泉の建物の下からスタートとなり、最初から最後までアイゼン必須です。
途中のハイマツ帯を歩く時だけアイゼンを外しました。
途中クラックが3か所あり、直登ルートは表層雪崩のリスクがありそうな斜面だったので、迂回して南峰にトラバースするルートを取りました。
日当たりのいい斜面ではもう雪が少なく、ハイマツが出ている箇所があり、巻ける箇所は全て避けながら登頂しました。
山頂でカメラマンの方がいたので少し撮影の話しなど情報交換をしました。
乗鞍で快晴時にテント泊すれば、星の撮影にベストコンディションになるとの事でした。
来年は挑戦したいと思います。
クラックを避けるとハイマツを踏むしかルートを取れない場所が2か所あり、もう南峰に入れるのは今週が最後になりますねと話し合ってました。
ハイマツが可哀そうなのでもう夏までは来ないと言っていたのがとても印象的でした。
翌日花見に行き、ロープで進入禁止措置を取っている桜の根に敷物を敷いてピクニックをしている人々を見て、とても悲しい気分になりました。
登山者と花見客の意識を比べても仕方ないですが、海外では自然保護の具体的な教育や啓蒙を行っていますが、日本では注意箇所に看板が立っているぐらいです。
もう何十年も毎年桜を撮影しているので、定点観測する桜の木が年々弱ってきているのが撮影データで一目瞭然です。
花見で桜の木を全体で見ていたのでは、樹木の弱り方に気が付かないかもしれません。
昔の写真のほうが機材性能が低いにもかかわらず、手を入れていない都市部の桜の撮影をしても桜の状態、写りは昔の撮影データのほうが良く、新たに同じ撮影地の写真を撮る必要もない気がします。
残雪期になると、ここまで天候が良くなり気温が高く、登りやすくなるとは思いませんでした。
3月からは相当楽に登れるようになっています。
雪山登山は残雪期からスタートするのが良いとよく目にしますが、その通りだと実感しました。
下山はゆっくり降りましたが、
コメント